発酵クリーム
ここではNAKAZAWAの商品ラインナップの中の発酵クリームである「サワークリーム」「クレームフレーシュ」の特徴・オススメの使い方などをご説明いたします。
●サワークリームを使うポイント
サワークリームはさわやかな酸味が特徴のペースト状クリームです。
チーズケーキなどの生菓子にはもちろん、私はサブレやチュイールなどの焼き菓子にも使っています。サブレで使用する場合は、フラワーバッター法(粉と油脂を先に混ぜ合わせて作る)で作ります。直接サワークリームと薄力粉がふれるので、粘りが押さえられ、サクサクした食感に仕上がるのです。その場合、通常のレシピのバターを3~5%サワークリームに置き換えます。
チュイールではサワークリームを入れることによって、表面のつやが良くなるのです。
また、クラフティーなどの流して焼くタイプにもオススメです。クレープに入れるともちもち感が控えめの軽い食感になります。アパレイユを作る時のポイントとしては、卵・砂糖・小麦粉の次にサワークリームを加え、牛乳などでのばしていきます。サワークリームを最後に入れてしまうと、表面に油が浮いてしまいます。
あと、クレームパティシエールに入れると爽やかな風味になりますよ。
●「クレームフレーシュ」を使うポイント
クレームフレーシュはサワークリームと異なりマイルドな酸味で、チーズのような発酵風味がおいしいクリームですね。
この“発酵クリーム”はフランスでは非常にポピュラーなのです。これをチェリーパイに添えるクリームに使うととってもおいしいですよ。クレームフレーシュにフレッシュクリームをホイップしたものを合わせるのです。実は以前、私のお店でもチェリーパイにこれを添えて販売していました。チェリーの酸味とほのかな発酵風味がベストマッチで、とっても評判が良かったですね。